同業者の社長であるあなたと私は、お互いに後継者が修行先から帰り社内で活躍しはじめたタイミングで、同じような年齢ということもあり、後継者育成を目的とした交流会を企画していました。業界の未来のため、まずはあなたの地元での交流を計画していた矢先のことです。数年前の体調不良から復活し、これから新たなスタートを切ろうとしていた時に、あなたの訃報を耳にしました。それも、あなたが会長を務める同業者の定例会後の懇親会での出来事でした。この突然の知らせに愕然とし、参加者全員で黙とうを捧げ、あなたのご冥福を祈りました。
明日、最後のお別れに伺います。未来について語り合った際、先代が60歳で引退すると宣言し、きっぱり身を引いたこともあり、この事について、あなたが「分からないけれど、可能性はある」と微笑んで答えてくださったことが心に残っています。あなたの存在が業界に与えた影響、そして私たちに与えた影響は計り知れません。
本当に無念でなりません。