日経平均株価や都内の不動産が史上最高値を更新している報道もあり、諸外国の方から「日本は景気がいいですよね」と言われました。そもそも景気が良いという基準は何なのか？

直近の楽天DIの調査では、「今の日本の景気が良いとは思えない」83％です。どのような状態を「景気が良い」と感じるかについては、賃金、株価、物価、金利、土地の価格、設備投資、将来への心理的な展望・・・。最も割合が多いのは「賃金」でした。バブル時代の円の価値と今の円の価値はだいぶ違うので、今の株価の最高値は当時と比べてどうなのか？

ある指標では、ある商品・サービスが売れなくなった、高級レストランなど思った以上に空いています。

今年中に景気悪化は100％、日本の景気が思ったよりよくなるかもしれない、景気が悪い感じの雰囲気だけで実際はだいぶ良くなっている・・・

政府発表で、実質可処分所得は、2021年から3年間連続マイナスというデータがありますが、ひねった考え方をしなければ、購入するものやサービスが常に減り続けていることになります。円安にも関わらずGDPも2四半期連続でマイナス成長です。日本製品が安くなっても売れなくなったということです。景気が良くなって株価や不動産が高くなったとは思えないので、一部の方々の影響なのかと思います。

ネットに溢れている、目立ちたい、本を売りたいなどの専門家は自分の発言に責任を取りません。気を付けたいところです。