視点の高さが組織を決める。低い基準が生む誤解と対立

様々な組織を見ていて強く感じることがあります。人はどうしても「自分基準」で周りを判断してしまうということです。

たとえば、部下の中に自分より意識の高い人や能力の高い人、あるいはよく目立つ人がいると、本来であれば心強い存在のはずなのに、逆に「都合が悪い」と感じてしまう人がいます。

そうなると、その相手は理解しづらく、目障りに映り、指示もしづらい。

気づけば「自分の都合に合わない異分子」として扱ってしまい、その感情は言動となって表に出てしまいます。

しかし、これは視点の高さが生む問題でもあります。

高い基準から見れば、生産性や付加価値、能力といった軸で冷静に判断できますが、低い位置からの視点では、どうしても正しい評価ができず、良い結果にもつながりません。

本来であれば、自分に知識が足りなければ勉強し、経験がなければ経験を積み、コミュニケーションが苦手ならどう改善するかを真剣に考える・・・

そうした努力が、自分の基準を引き上げ、周囲を見る目を変えていきます。

職場で「なんとなく気に入らない」「やりづらい」と感じる相手がいるとき、その人が本当に問題なのか、それとも自分の基準が低いところに固定されてしまっているだけなのか。

異分子扱いする前に、まず自分自身に問いかけることが大切です。

組織が成長するかどうかは、結局のところ、一人ひとりがどれだけ自分の器を広げられるかにかかっています。

私自身も、常にその姿勢を忘れずにいたいと思っています。