1990年代前半の洋楽を聴いていたとき、PET SHOP BOYS の「Go West」が流れ、当時の空気が鮮明によみがえりました。
ソ連崩壊、東西冷戦の終結という歴史の転換期で、PVにはソ連風の意匠が散りばめられ、メロディーもソ連国歌を思わせる構成になっており、「閉じた世界が開いていく」という時代の期待が強く反映されていました。
曲名の "Go West" は、より自由な場所へ向かう象徴的なメッセージとして受け取られ、旧ソ連圏の人々にとって西側は希望そのものでした。
しかし今、この曲を聴くとロシアとウクライナの戦争が頭をよぎり、自由へ向かうはずの道が再び閉ざされている現実に胸が痛みます。
平和は当たり前ではなく、守り続ける努力が必要だと改めて感じさせられます。
ウクライナの復興に向けて努力しているところですが、「Go West」を聴きながら、時代の変化と平和の尊さを静かに思い返す時間となりました。